MASARU KAWAI

MASARU KAWAI

しぶや黒田陶苑で予定しておりました個展ですが、COVID-19の影響により、延期となりました。
楽しみにしてくだっさっていた方々、申し訳ありません。
黒田陶苑はおそらく来年、また今年秋には銀座日々で個展がございます。
またどこかでご覧頂ければ幸いです。

個展のご案内

2020 03 18

しぶや黒田陶苑にて個展です。
渋谷区渋谷1-16-14 03-3499-3225
2020.4.10(金)-14(火) 11-19時
全日在廊予定です。
よろしくお願い致します。

無題

2020 03 15

少し前に、珍しい神代欅が市に出ていた。
大規模な土砂崩れ、もしくは河川の氾濫により、数百年の間、地中に埋まっていた欅の巨木だ。
競ってみたものの、指し値(出品者の希望価格)が高すぎて、誰も落とすことが出来なかった。
しかし、どうしても欲しかったので、出品者をつかまえて向こうの言い値で買わせてもらった。
いい木と感じるかどうかは人により様々だろうが、力のある木である事は疑いようがない。

森の可能性を伝えるためのひとつのコンテンツとして、伐採したばかりの森の木々を蒸留することによって、アロマウォーターをとる講習に行ったのだが、そこで気になったことがあった。

森のフィトンチッドはつまり、枝葉が風によって擦れ、傷ついた場所を、細菌や虫などから守るために樹が出す精油分なのだろうが、その虫たちが嫌うはずの森の香りを、人間だけが心地よい香りとして認識するのは何故なのだろうか?
森に入ることで人間のNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化されるのは実証済みだそうで、気持ちいい気がするだけ、ということではなさそうなのだ。

普段、針葉樹を鉋で削っていて、その香りはもう本当に最高に贅沢な香りなのだけれど、この最高の香りの正体を考えた時、本来は樹が自己防衛のために出している香りのはずなんだけどな、と常々不思議に思っていたことと、同じことを今日も感じた。

どなたか持論をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

地球の光展

2020 01 12

丸亀市/八十八にて、工藝とアートの展覧会「地球の光」展に参加いたします。

地球を題材とした本展では、陶芸、木工、籠、手漉き和紙、鋳物、泥染によるオーガニックコットンの衣装、植物、写真や映像、物語等、様々な形や方法を一つに集めて、これまでの地球、そして、これからの地球を表現いたします。
ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

( DMより)

ある日、旅人が訪れ、こんなことを話し出しました。

私の住むこの美しい星のことを知っているか?
じゃあ、星はいつどうやってできたんだ?
それから、人はいつどうやってはじまったんだ?
忘れてしまったのかもしれないが、
いづれ思い出す日がやってくるよ。

今は、君と星を繋げていればいい。

はるか昔に地球が誕生してから、様々な生命が暮らし、人もその家族となりました。人類誕生の理由や起源は、今の私たちの文明では、まだ解明できないところでありましょう。

長い間、人は人のために、地球と地球に住まう友の命を授かり、地球と友は、人を優しく見守り続けてきました。いよいよ約束の時がおとずれ、地球は軽やかに変化することを決めました。

そこで想像してみたいと思います。
軽やかな新しい地球とは、どんなところでしょうか?
そして、そこに必要はものとは何でしょうか?
人がつくってきたものの中で、その世界に持っていけるものはあるのでしょうか?
「手仕事」が、その一つではないでしょうか。

手仕事は、美や伝統を継承していると同時に、本来あるべき意識の向け方も継承しているのではないかと考えます。
作り手は何かを作る時、今この瞬間に意識を向けます。現代社会では、未来を重視して物事を組み立てますが、それは、不安や恐れ等のネガティブな感情に繋がることがあります。また、物事の結果に固執することも、過去を後悔するといった同様の感情が現れます。しかし、今この瞬間だけに自分の意識を置いておくことで、心は自然と落ち着きます。 手仕事のものを見て触れる時、何か心地の良い感覚を抱きます。その美しさに触れていると同時に、いくつかの感覚に触れているように思います。 作り手への敬意や感謝、地球やその歴史にも触れていることでしょう。そして、作り手の内側の感覚に触れる、すなわち自分の内側にある同じ感覚との共鳴が起こっているかもしれません。内側の自分、すなわち、自分の本質に触れるということです。それは、とても心地の良い感覚であることでしょう。

本展では、主に2つの要素について表現を試みます。
まず、新しい地球とはどのような世界なのか。新しい地球への思いを巡らせる時、今までの地球への感謝も忘れてはいけません。そして、今この瞬間に存在すること。人類文明の発祥とも言われる縄文時代の感覚です。

今この瞬間、そしてご自身に意識を向けて、本展をご観覧いただければ幸いです。
最後に、本展にご参加、ご協力いただく皆さまに、心から感謝いたします。

Light & Will 前田尚謙

Exhibition period:
2020年1月11日(土)ー 19日(日)

Place:
八十八(香川県丸亀市山北町434-1 / 0877-85-5988)

初日11日(土)には、2部構成のオープニングイベントを行います。

Opening event:
2020年1月11日(土)
第一部(午後3時30分より) エレナ・トゥタッチコワとKoushiによる「サウンドパフォーマンス」

第二部(午後4時より)
佐々琢哉(ささたくや)による「音会」

要予約 35名様限定
参加費 2,500円 *中学生以下は無料です。

ご予約は、八十八のインスタグラム(@_eighty_88_eight_)またはお電話(0877-85-5988)ください。

Artists:
荒井智哉 Tomoya Arai(木工、土)
石井すみ子 Sumiko Ishii(工藝)
石井直人 Naoto Ishii(陶芸)
エレナ・トゥタッチコワ Elena Tutatchikova(写真、映像)
川合優 Masaru Kawai(木工)
COSMIC WONDER(衣)
タナカシゲオ Shigeo Tanaka(陶芸)
ハタノワタル Wataru Hatano(和紙)
星の坊主さま Hoshi no bouzusama(物語)
みたて Mitate(植物)
Light & Will(籠、水晶)

初日11日は、作家数名在廊いたします。

自然

2019 10 17

台風一過の朝、いつもの散歩に出かけると、道端に沢山の深い紫色の実が落ちていた。
椋(ムク)の実だ。
口に含むとほんのり甘い。甘さを控えた干し柿のような味。
椋は木偏に京と書く。京は兆の上の単位であり、とても大きい木であることを表している。樹皮は縦にめく(むく)れ、葉っぱはザラザラしていて、昔はサンドペーパーの様に使っていた。

同じく2週間ほど前には、榎(エノキ)の実が沢山落ちていた。
こちらは赤褐色でスカスカのリンゴのよう。

両者とも、鳥に食べてもらい、種を遠くへ運んでもらう目的の実なのだが、微妙に色や味付け、時期が違うのが興味深い。
おそらくターゲットとなる鳥の好みに応じて進化したのだろう。

榎と椋は、樹形や葉のつき方、生えている場所も似ていて、見分けるのが(僕には)難しいが、葉っぱのギザギザが、椋はぐるっと全部ついているっぽいのに対し、榎は先半分にしかついていない。
この違いも、きっと何かの目的があってそうなっているはずだが、その辺りのことはまだ完全に分かっていない、というのがまた良い。
自然はとても面白い。