MASARU KAWAI

MASARU KAWAI

2016年冬にSOMAを始め、ちょうど2年が経ちます。
この度、SOMAとして初の美術館での展覧会「日本の森と素木の家具」を開催いたします。
会場は竹中工務店が運営する、神戸の竹中大工道具館です。

多くの皆さまと、木の楽しさ、森の素晴らしさを共有したい!との思いで準備を進めております。
今までのSOMAとしてのほぼ全ての仕事はもちろん、何点かの新作の展示、SOMAの考える木の見方や楽しみ方についての解説、また展覧会と合わせまして、檜の丸太を割ってアナログな道具のみでスツールを作るワークショップ、森の案内人三浦豊さんによる新神戸駅周辺の森歩きツアーも開催いたします。
ワークショップへお申し込みご希望の方は、竹中大工道具館までご連絡ください。
また、今回はSOMAの新しいカタログも製作中です。

皆さまとお会いできることを、楽しみにしております!
https://www.dougukan.jp

森が

2018 09 11

僕が幼い頃から遊んでいた裏山が、太陽光事業者に買われ、全てパネルで埋め尽くされてしまうことになりました。

夏には虫を追いかけ、秋にはドングリを拾い、多くの時間をこの森で過ごしました。
どんなに暑い日でも涼しい風が駆け抜け、沢山の鳥や動物が住む森です。

残念でなりません。

反対運動を盛り上げるべくこの一年走り回っておりましたが、結果的には無力でした。
その中でも痛感したのが、一般の方々の森に対する興味のなさでした。
これは都市部よりむしろ、地方に言えることかもしれません。

100年前ならば、身の回りの道具のほとんどが木でできていました。
当然森の存在は近く、森が滅ぶことは自身が滅ぶことであり、森の声に耳を傾け大切に、あるいは敬い接して来ました。

しかし現代は、森などなくとも生活は成り立ち、森は不要、無用、いやそれよりもむしろ煩わしいのものへとなってしまったように感じざるをえませんでした。
もちろん全ての方がそうだったわけではありませんが、特に、田舎では今だに発言権のある60代以上の男性に多く感じました。
また子供のいる世代では、上の世代に遠慮し、または諦め、声をあげること自体を控えているようでした。

今となっては、あの時ならまだあんなことも出来たのでは、などと思いつくことも多々ありますが、やるべきこと、やれることはやったのだから、という気もします。

そして自分の力のなさも痛感しました。
何を言っても説得力がなく、何をやっても中途半端だったと感じています。

でも、少しだけ良かったこともあります。

僕ももうすぐ40歳で、いつまで仕事ができるか分かりませんが、「美しい自然を後世に残すため」に仕事をしよう、という覚悟が生まれました。

やることは今までと変わりません。

森はこんなに可能性がある、こんな風に使える、こんなに楽しい、ということをもっと伝えていきたいと思います。

来年春には、大きな展示会があります。

自分のやりたいことを全て出し切ろうと思います。

新作

2018 07 02

メキシコで見たかたち
神代杉で。

This is the old Mexican form.
I made it from cedar which was buried.

新作

2018 06 15

新作です。
お皿というか、茶托というか。

日々、いいな、面白いな、と思うものがあれば記録し、同時にそれのどこが引っかかったのか、考えることがクセになっています。

これのもとネタはご存知、ソバボーロ。

あのぷっくり焼き膨れた感じ、形がひとつひとつ微妙に異なり、定規やテンプレートでひいたのでは出来ない適当なゆるさ。
そんなことを先生にして作りました。

木工って、つい図面通り正確に作ることが美徳みたいな面がありますが、このテキトーな感じ、なかなか気に入っています。

Information

2018 06 03

久しぶりの個展です。

2018.7.6-7.12
銀座日々
移転のため住所が変わっております。お気をつけください。
初日と2日目は在廊の予定です。

写真は栗の3段重箱。
黒い拭漆のものも作る予定です。