MASARU KAWAI

MASARU KAWAI

弥生の机

2021 02 14

弥生時代の遺跡から出土した机の写し。
薄い天板を、薄い板で上下からサンドイッチして天板の反りを抑え、さらに脚はクサビを使いノックダウン式になっている。
驚くべき作り。

もう6,7年、微妙にサイズ変更を繰り返し30台以上作っているが、段々と良くなってきた。
今回の材は、神代欅の柾。

初めて干支を作りました。
ヒノキとケヤキ黒漆です。
4つのピースを組み替えると長方形に収まる仕組みです。

今年も相変わらず「人と自然のより良い接点」を探るべく、制作していきたいと思います。

2021年の予定
1月 神戸BIOME/グループ展(1点のみ)
5月 京丹波ギャラリー白田/金森正起 川合優 二人展
7月 しぶや黒田陶苑/個展
11月 京都やまほん/個展

初めての中国での個展となります。
行くことは叶いませんでしたが、今後も含め楽しみです。

角片口

2020 11 24

Water/Sake server (cypress)

size1;150x45xH148
size2;180x60xH178

SOMAの屑入れ(小)/Octagonal box(small)にWhite typeが登場です。

杉板には、実は赤い部分と白い部分とがあります。
輪切りの写真で見ると、樹皮に近い部分は白く、内部は赤色(ピンク色)をしています。
生物としての視点でざっくりと分ければ、白いところが活動している部分で、赤いところは活動を終えた部分です。

活動している部分は水分や栄養が多く、これによって虫や微生物にとって格好の餌や居心地の良い場所となるため、建材などでは極力白い部分が入らないよう製材されます。
また逆に、樹齢が1000年を超えるような巨木では、光合成と根からの栄養吸収だけでは自分の体を維持するだけのエネルギーを得られないため、活動を終わらせた赤い部分を腐らせ、白い部分を守ろうとします。ひとつの省エネですね。内部が空洞になっている巨木が多いのはこのためです。

このように、本来あまり使われることのない白い部分(辺材)のみで作る商品を今後、少量ですが生産していきたいと思います。
一本の木から、表も裏も真っ白な材はごくわずかしか取れませんが、数寄屋などの最高にこだわった建築には時々使われることもあり、その控えめな色味と儚げな質感は、替える物がないほど美しいと思います。

Octagonal box S /White type
15,000yen
Octagonal box S /Normal(pink) type
12,000yen

通算7回目となる、スツールづくりのワークショップを丹波篠山で開催しました。

生憎の天気でしたが、会場となるお宅の裏山で木を伐採するところからスタート。これ以上成長が望めなさそうな木を選んで伐採します。
ものづくりは、なんらかの命を頂くことから始まることが多く、この根本の部分を経験していただくことが一番重要だと思っています。

工程は2日がかりで、電動工具は完全になし、全て人力です。
1日目の日没までに椅子の短手側を組み立て、2日目のお昼までに木部完成、午後からは、い草の紐で座を編んでいきます。
今回は初めて、座の中にワラを詰め込みました。こうすることで座面の耐久性が格段にアップします。ワラは、今回の企画をしてくれた大学の後輩が、この夏に米を作った時のもの。

16時には皆さん無事完成!
集合写真は、卒業アルバムの部活別のカットみたいになりました。
こんな部活が中学校や高校にあったらいいのにね、とみんなで笑いながら。
森に入って木を伐採し、家具や食器を自らの手で作ることは、子供にとってすごくいい経験になるはずです。