MASARU KAWAI

MASARU KAWAI

地元の工芸学校セーテルグランタンへ。
ここは家具づくりの基礎を学ぶ学校なのだが、木の伐採から鍛治仕事、アナログな道具での加工を学ぶ事ができる。
日本の職業訓練校などとは違い、工芸とは何か、という根本的な学びがここにはある。
素晴らしい。

その後、昨日とはまた違う民俗資料館へ。
まさに工芸学校でやっていたような加工からなる、家具や木製の食器があった。
日本と同じく、100年前までは生活の道具がほど全てと言っていいほど木からできている。
ベットは長さが1500mmほどしかない。ジャガイモの生産が始まる以前は、食糧事情が厳しく、スウェーデン人も小柄だったらしい。また、真横になって寝る習慣もなかったのだとか。

最後にサウナ。
村営のサウナがあり、300円ほどで2時間貸し切れる。目前には湖。
10月なのでもちろん恐ろしく冷たいが、サウナと湖の往復によって、体が自然に溶けていく感覚になる。これが北欧のサウナ文化なのだと思った。
日本でも琵琶湖や、川に近い場所では、充分に同じ経験ができると思う。

夜はこちらの芸大の先生のお宅でお世話に。