MASARU KAWAI

MASARU KAWAI

厨子

2020 06 24

材は栓。
金具は長谷川清吉君

紙の棚

2020 06 19

Summer 2014 for Gallry HAKUDEN.

Paris

2020 06 07

世界中、今回のウイルスによって大変な状況になっておりますが、パリで小さな個展が始まりました。
きっかけは、数年前に携帯に電話がかかってきて、
「もしかして、、、、僕の個展がしたいって言ってる??」
というところから始まり、昨年夏にはわざわざ岐阜の工房まで来てくれました。
当初は2月からの予定でしたが伸びに伸び、ようやく開催となりました。
もちろんまだパリも大変な状況ですが、オーナーは日本の、日本人の木への思いを理解し、こんな時だからこそ木や森が持つ力をパリの方に見て欲しい、という思いがあるんだな、と紹介文を読んで思いました。
今回は渡航も叶いませんし、日本の方に見ていただくこともできませんが、このご縁が細く長く続けばいいなと思います。

https://www.galerieanthologie.com

木漏れ日

2020 05 27

小さな嬉しい事があった。
いつもの散歩コースにある巨木の榎(えのき)の種を拾い、土に撒いて2週間ほど水をやっていた。
でも、なかなか芽が出ず半分諦めていたところ、今朝、芽が出ていた!
榎はとても大きくなる木だが、葉は小さく、気持ちの良いサラサラとした日陰を作り出す。
木偏に夏という漢字なのも、言い得て妙。
この小さな木を育て、いつかその木漏れ日の下で昼寝をする日を夢見て、今日から育てることとします。

引出し

2020 05 18

ご注文で、A4x5段の引出しを作りました。

センの玉杢に黒柿を合わせて。
引き出しの前板以外はホオ、裏板と内部の板はナラ。
黒柿を使うと、格がフッと上がるのが不思議です。

引き出しは1杯ずつ、隙間が一定になるようにカンナで削り合わせるのですが、この作業は結構好き。
はじめはチグハグだったものが、隙間が揃ってくると全体が締まってきます。

今日で完成しましたが、これからちょうど雨なので、湿度が高い状態でも引き出しがスムーズに動くか確認をしたのち、お送りします。

茶摘み

2020 05 09

夏も近づく八十八夜、は少し過ぎましたが、今日は茶摘みの日。
(旧正月から88夜だと思っていたら、立春から88夜のことでした)
裏山にある茶の木から新芽だけを手摘みし、鍋で蒸し焼きにして、むしろの上で揉みます。
これを広げて2〜3日カラカラに干したら完成。

茶の木の品種も、これが何茶というものなのか、とかも全然誰も知らないけれど、分からないくらい昔からこうしてきました。

加えて、今年は初めて蒸した茶をそのまま飲んでみたら、これまた美味しい!
昔の山仕事の人たちは、昼休みにそこらへんに生えている茶の木から、葉を適当に摘んで湯に入れて飲んでいたというから、まんざらおかしなことでもないのだろうな。