MASARU KAWAI

MASARU KAWAI

個展のご案内

2017 12 26

「百盆展」
2018.1.16-1.28
岐阜市梶川町1 画廊光芳堂
以下、DMより抜粋

世界は日進月歩、益々便利にスピーディになっていきますが、本当にこれでいいのだろうか?と不安になることがあります。
もともと日本は森の国ですが、開発や近年のエネルギー問題もあり、次々と山が切り開かれています。そしてそこで伐られた木のほとんどは粉々に砕かれ、本来の目的で活用される事なく消えていきます。
では建材などに使う材木はどう調達しているのかといえば、海外の森を伐採して輸入しているのです。
理由はその方が安いから、です。
かつての日本では、身の回りにある木を伐り自らの日用の道具を作り、また燃料としていました。しかし決して必要以上にには伐らず、後世に残せるよう、よく考えて活用してきました。
「自然」という日本語が生まれたのも僅か100年と少し前だそうで、それ以前には人と自然を隔てる考え方は存在せず、文字通り両者は一体となった生活でした。
日本は地下資源は乏しいですが、木々が育つための気候や土壌には、世界的にみてもとても恵まれています。
木の可能性、自然との付き合い方をより深く考える事が、今後とても重要になってくると感じています。
この展示会に際して、プロとして森や樹々の案内をするツアーをされている三浦豊さんを迎え、金華山周辺の自然を読み解くツアーをして頂きます。
日々の生活では忘れがちな、自然の底知れない力を感じていただける機会になればと思います。
—–
なお、三浦さんのツアーは1/27、 1/28の2回です。
12時半より16時頃まで岐阜市金華山周辺を歩きます。
定員10名、参加費3500円
info@kohodo.jpまでご連絡ください。