MASARU KAWAI

MASARU KAWAI

飛騨の山

2016 10 24

飛騨の奥山へ行って来た。
この山は60年前に皆伐(全て木を伐ってしまうこと)した後、そのまま植林せずに放置された場所。
つまり、人の手が入らない自然な状態で、どんな木が生えてきて森を形成していくのかが分かる場所だ。
僕は今、日本に膨大にある、植林され、でも使われる見込みの少なくなってしまった針葉樹をどう使っていくか、というプロジェクト<SOMA>をやっているが、今回、それらの針葉樹を伐採して使った後の森をどうしていくべきか、どんな可能性があるのか、という中長期的な展望をイメージするのに、とても勉強になった。
ちなみにここでは、ブナ、クリ、ミズナラ、ウダイカンバ、カエデなどの広葉樹が出てきていた。
この山なら、完全に放っておいても、とても豊かな森になるようだ。